音楽大学入試における「聴音」対策
音楽大学の入試において、受験生の皆さんが必ずと言ってよいほど必要とする科目が、ソルフェージュです。
その中でも特に重要なのが、
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聴音
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新曲視唱
になります。
今回は、その中でも 「聴音」 に特化してお話していきます。
聴音とは何か
「聴音」と聞くと、字の通り
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注意深く聞く「聴」
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メロディ(または和声)の「音」
という意味に解釈できます。
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しかし、音楽大学の入試で求められる聴音は、それだけではありません。
聴こえてきた音楽を理解し、
楽譜として正確に五線譜へ書き起こす能力が必要になります。
つまり、
耳で聴く → 音楽として理解する → 楽譜に書く
という複合的な能力が求められるのです。
そのため、聴音を身につけるには いくつかの重要な要素があります。
ここでは、特に大切な 3つのポイントをご紹介します。
聴音で重要な3つのポイント
1. 音程
言うまでもなく、音程が分からなければ聴音は成立しません。
では、どのようにして音程を感じ取れるようになるのでしょうか。
多くの方は「たくさん聴くこと」が重要だと思われますが、
実は 「感じること」 がとても大切です。
そのために必要なのが 歌うことです。
日頃のレッスンの中で、自分の声が 顔のどの部分に響いているか を感じ取りながら歌うことが重要になります。
例えば、
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「ド」は喉の上あたりが響く
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「ミ」は少し上に響く
といったように、身体の感覚と音程を結びつけていくことが、音程感覚を育てる大きな助けになります。
2. 和音
今回は 旋律聴音を中心に考えていますが、
実は意外な盲点になるのが 和音の理解です。
多くの方が、
「旋律(メロディー)の聴音だから、和音は関係ないのでは?」
と考えがちです。
しかし、メロディーだけを必死に聞き取ろうとすると、
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絶対音感がある場合は可能
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そうでない場合は非常に難しい
という状況になります。
そこで役に立つのが、
旋律を和音の流れの中で考えること
です。
音楽の多くは、和声の法則に基づいて作られています。
そのため、
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この部分は主和音
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ここは属和音
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次は終止へ向かう
というように 和声の流れを理解することで、旋律が格段に取りやすくなります。
3. 記憶
もう一つの大きなポイントが 記憶力です。
聴音では通常、
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演奏
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数十秒のインターバル
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その間に記譜
という流れで試験が進みます。
つまり、
聴いた音楽を短時間記憶しておく能力
が必要になります。
森音楽教室の音大受験対策レッスンでは、
この 「音楽を記憶する力」 を高めるトレーニングも重点的に行っています。
まとめ
音楽大学入試の聴音では、単に音を聞き取るだけではなく、
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音程を感じ取る力
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和声の流れを理解する力
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音楽を記憶する力
この 3つの能力を総合的に使うことが求められます。
聴音は「特別な才能」が必要だと思われがちですが、
正しい方法でトレーニングを重ねることで、確実に力を伸ばすことができます。
森音楽教室では、音楽大学受験を目指す方のために、
こうしたポイントを押さえた 実践的なソルフェージュ指導を行っています。
音大受験に向けて、確かな力を身につけたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
今後、更に掘り下げて、また今回は記載できなかった、リズムや書くコツを改めてブログにしますので、そちらもお楽しみに!


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